2021年6月29日火曜日

小笠原諸島母島〜世界自然遺産での釣り〜

 HOTS フィールドレポート
村瀬清之

遊漁船名は第七冨美丸。
石原船長。

6/9〜6/14まで世界自然遺産小笠原諸島母島へ仲間と共に釣行しました。
小笠原父島迄は小笠原丸で東京竹芝桟橋を出港して24時間1,000km。
更に母島へは、ははじま丸で2時間50kmの船旅。

小笠原丸ではソルトワールドの取材を兼ねた横島さんグループと合流し情報交換。
その後はノットシステムやアシストフック講習会を行い就寝。
父島から、ははじま丸に乗り換え母島へは14:00に到着。
急いでタックルセッティングを済ませて第七冨美丸で出船。

初日、島周り、水深100m、カンパチ狙い、夕マズメの第一投。
サイズは5〜9kgだが、安定の入れ食いで全員キャッチ。
引率する身としては肩の荷が下りる瞬間だ。
流す度に誰かしらヒットし、最後まで釣れ続き初日は終了した。

2日目、4:30出港、島周り、水深130m、朝マズメに期待がかかる。
最初の流しからコンスタントにカンパチのヒットはあるが、前日同様大型が出ない。
ラインが少しでも斜めになるように攻め方を変えた流しで丁寧に探り、
そろそろ落とそうかと思っている時にジグにまとわりつくような感覚があり、更に誘うとヒット!

小型でも8kgのドラグは簡単に出されるが、スピード感と首振り感でそこそこの大型だと判断。
8kgのドラグに手ドラグを使い、複数回の突っ込みをかわし上がって来たのが今釣行最大魚となった20kg強のヒレナガカンパチだった。
ジギングで60kg迄のキハダを何匹か釣ったが、やっぱりカンパチの方が引きが強く簡単にラインを出して行く。
ジギングの相手としたらやはりカンパチは好敵手だ。

3日目最終日、私が小笠原母島へ通う最大の目的はこの日にある。
最終日は持ち帰る為のお土産釣りも混じえながらの釣行だから。
狙いはもちろん根魚!
いくつかの根周りを叩いた後、以前25kgオーバーのコクハンアラを釣った根周りに着いた。
水深80mから40m迄上がり、また80mまで落ちる根周り。
根掛かりに注意しながらも丁寧に探っていると、ヒット。
激しく根に戻ろうとするので美味しい根魚確定!
突っ込みをあしらい根から離すと多くの根魚の引きは弱まるのだが、こいつは諦めない。
ズバリ本命ツチホゼリだった。
以前釣った最大級のツチホゼリには及ばないが60cm強、体高は25cmはある魚体だった。
サイズ的にも旨そう!

その後、水深180mのカンパチやハタ系の出るポイントを流し、ホウキハタも追加し、お土産には満足。
最後に水深80〜30mの根周りで綺麗なカスミアジなども釣れ終了となった。

今回は波風の状況が良くなく、沖のポイントや潮通しの良いポイントに行けず、釣果としてはいつもの半分位の感じだった。
だが3名が初めての小笠原で「小笠原メッチャ釣れる!」と喜んでいたので、企画して良かったと胸を撫で下ろすことが出来た。
世界自然遺産小笠原諸島母島、母なる海と島に感謝!


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